いずみホールで館野泉さんのコンサートを聴いた。
いずみで泉ね!(笑)
《館野泉》
01年に演奏生活40周年記念リサイタルを全国で行った翌年、脳溢血で倒れ右半身不随となる。2年半に及ぶ苦闘の日々を不屈の精神でのりきって、04年5月左手による演奏会で復帰をはたす。
フィンランドでお住まいで、この方がシベリウスを日本に広めたと言っても過言ではないと思います。
今も尚精力的にコンサート活動や左手の為の委託曲をふやす活動などもされてます。
この日のコンサート、最初予定されていた曲が4曲中2曲が変更となる。
うち1曲は委託した作曲家が亡くなり未完の曲になったから、以前この作曲家が館野の為に書き下ろした作品に入れ替えとなった。
もう1曲は 練習したけれど どうも納得のいく演奏が出来ないので
この曲は来年のリサイタルで!という事だった。
とはいえ、4曲とも普通馴染みのない曲で、内容も難解(私には)
もちろん 左手だけで???!!!という驚きを伴う 素晴らしい演奏。
演奏する姿を見ていなければ片手、それも左手(高音部分も難なく弾きこなす)だけで弾いているとは思わないでしょうね。
演奏技術もだけれど、作曲も凄いよね。。
さて、重めの演奏の後、アンコールはよく知っているものだった。
シューベルトとカッチーニのアベ・マリア
もちろん左手用に吉松隆さんが編曲されたもの。
この編曲が素晴らしかった。
館野さんの演奏、特に音の美しさが曲の美しさと相まっていずみホールを回っていた。
特に カッチーニは クリスマスコンサートでも歌うつもりの 私のお気に入り!
もう 涙が出そうだった。
と、、、その時・・・・
チャリンチャリンと鈴の音。。
ご夫人が鞄をガサゴソと動かしてる。。
その鞄に鈴がついている模様・・・
あのねぇ????
何を取り出したいのか分らないけど・・
ひょっとしたら 泣きそうでハンカチかもしれないけど・・
今、ピアノで一層集中させた繊細な弱い音を奏でている時に
わざわざ 鈴を揺らすな!!!!!
と聴いている私の集中も途切れて 切れそうになった・・・
でも、、あのカッチーニは良かったな!!!
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