東京美術鑑賞第2弾
南青山にある根津美術館に行ってきました。
表参道からすぐなのに 素晴らしいお庭のある趣深い美術館です。
目玉は やはり『燕子花』
燕子花図(かきつばたず)
尾形光琳(おがたこうりん)筆
江戸時代 18世紀
紙本金地着色 6曲1双 (各)縦150.9cm 横338.8cm
総金地の六曲一双屏風に、濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。その背後には『伊勢物語』第9段の東下り、燕子花の名所・八つ橋で詠じられた和歌がある。左右隻の対照も計算しつつ、リズミカルに配置された燕子花は、一部に型紙が反復して利用されるなど、一見、意匠性が際立つが、顔料の特性をいかした花弁のふっくらとした表現もみごとである。筆者の尾形光琳(1658〜1716)は京都の高級呉服商に生まれ、俵屋宗達に私淑した。本作品は、江戸時代のみならず、日本の絵画史全体を代表する作品といって過言ではない。
(根津美術館HPより)
他にも素晴らしい屏風が!その例を
[img]http://musickeiko.jp/uploads/photos/317.jpg[/img] 桜下蹴鞠図(おうかけまりず)
桃山時代 17世紀
紙本金地着色 6曲1双 (各)縦158.8cm 横356.8cm
近世初期に活躍した俵屋宗達、その工房で制作されたと考えられる
夏秋渓流図(なつあきけいりゅうず)
鈴木其一(すずききいつ)筆
江戸時代 19世紀
紙本金地着色 6曲1双 (各)縦165.8cm 横363.2cm
その他、仏教彫刻の魅力・古代中国の青銅器・花文様の器・燕子花図屏風の茶と銘打った併設展示も見事でした。
特に青銅器。
中国殷時代、紀元前13?12世紀によくもまぁこんな素晴らしいものが!と驚嘆しました。
お庭も散策。
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燕子花はまだ咲いていませんでしたが、とても素晴らしいお庭でした。
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