【久保啓子】/ パワフル声楽家・元気配達人

歌謡曲をコンサートで歌うには・・・

8日の『お花見ランチタイムコンサート』
天気予報によると、桜も満開・お天気も良いみたい!
やったねぇ~~!
これで 残すは、私の歌だけね。笑

 

さて今回のコンサート、思い切ってオペラ以外は日本の曲で構成しました。
(あ、武満さんの曲は途中からJAZZ風で英語になるけど)
もちろん歌曲・唱歌といわれるものもあります。

 

が、、歌謡曲(ポップス)からも数曲。(大好きな夜桜お七も入れました)

 

まず決めなきゃいけないのが、マイクを使うか使わないか。
これによって 調(音の高さね)や歌い方がまるで変わってきます。
今回のコンサートはその雰囲気から考えて、マイクは使わない事にしました。

 

という事は、、、原調(歌われている通りの高さ)では低すぎる、
地声(女性でこういう言い方はあまり好きではないが)を多様すると曲のイメージが壊れる。
など諸々の理由から 移調せざるを得ませんね。

 

こういう時便利なのは 「スコアメーカー」(楽譜制作ソフト)
パソコンに取り込む時に色々手直し等必要で少し面倒ではあるが、一旦取り込んでしまうと 後はボタンひとつで移調が出来る。
もちろん音も出るから 聞いて確認も出来る。

 

さて、このとき、さぁ、自分が一番歌いやすい高さにすればいいのでしょ!
って思うでしょ~

 

が、、、これが どっこい そうではないのです。

 

もちろん 自分の声が一番表現しやすい高さに持っていければ最高です。
が、、調性というのは不思議なもので、その調によってのカラーがあるのです。
元の曲と違うカラーの高さで歌うと これが絶対変!

 

自分の声の良い高さと、この調のカラーを折り合わすところを見つける。

 

で、、、これでよいかと言うと・・・

 

伴奏というものがあるんですねぇ~
元々 その歌手のキーに合った高さで編曲されているので、これを上げたり下げたりすると 極端に高くなったり低くなったりする場合がある。
で、ヒット曲はその編曲も皆さんもうよくご存知なので、それを変えるわけにはいかない。

 

はい、編曲ともすり合わせる必要があるのですね。。。
そして、調が決まり、楽譜が完成。
伴奏者の方もこういう伴奏は大変ですよね。
大体楽譜どおり弾いて格好良い楽譜はなかなか出てませんからね・・・笑
伴奏者の腕の見せ所でもあります。(今回の伴奏者さんは上手ですよ!)

 

で、、、歌い方です。
ここは皆さんそれぞれの考え方だと思いますが、あまりクラッシック調に歌ってはねぇ~~~と私は思うので、これまた、歌い方も色々研究しますよ。
もちろん 歌われていた歌手のイメージを引き継ぐ場合もあれば、自分流のポップスにしてしまう場合もありですね。

 

なんていう風に、、色々考えながら仕上げていくのが楽しいのですよね~!

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