言霊はない。

2018年2月28日

先日異業種交流会の新年最初の講演会と互礼会があった。

私は仕事で大和ハウス会長さんの講演は聞けず、互礼会から参加した。
良いお話だったとの事でざんねんでしたが、互礼会とその後の2次会は楽しかった。

2次会でお隣に座ったのが元ミュージシャンなのだけれどラジオのパーソナリティの方が本業になっているという方。
当日の司会もされていた。

その方とお話が盛り上がった。
偶然入った道だったそうだが、ミュージシャンなので最初は音楽番組が多かったそうだ。
今は 音楽番組がひとつもないと寂しいが それ以外のほうがやり易いと言っておられた。
やはり自分の拘りが出ちゃうのだそう。
それって分かりますよね!
相手を引き出してこそ、なので自分の拘りは究極いらない、との事でした。

現在は話すことが上手くない人が多い!という話になり、プレゼンの話に発展。
その方も先日数社集まって持ち時間数分のプレゼンをしたのだそう。
彼以外 全てパワーポイント使用。
彼はその時間喋りに徹した。
そして 言いたいことはひとつ!
全てのことを そのひとつに繋げる。
その為に話術を駆使したそうだ。

本当にみんな機械に操られて 聞き手を見ていない。と言われた。

私も多いに賛成。
そんなにプレゼンを聞く機会は私にはないが、授業としてパワーポイントを使ったものをよく観た。
そして どれも面白くはなかった。
興味がわかない、そんな授業やプレゼンは意味がない。
なのに パワポ!パワポ!と パワーポイントが使えないと何も出来ないように言う。
おかしいでしょ。。。
使わなきゃいけないなら レジメだけにして 後は臨機応変 その場の人の顔色みて喋ればいい。
同じ事をいうのでも 言い方 間の取り方 表情で全然違う。
彼はそれを実践してくれた。
さすが、上手い!!!
ラジオで鍛えた人の喋りだ!と思った。

彼の言葉でもっとも印象に残った言葉。

「どういう風に話せばいいかと後輩に聞かれたらこう答える。
言霊はないと思ったほうがいい。
言葉に任せるのではなく 言葉を文章をいかに聞かせるかだと。」